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平成7年3月8日


   


      学生生活委員会委員長
蒔 田 秀 治

                          


                 ク ラ ス 担 任 制 等 に つ い て(報告)


  平成6年6月22日開催の教官会において「体育・保健センターの自己評価」が報告さ
れた中で「学生の諸問題に対するクラス担任の関わり方」について話題となった。これを
うけて学生生活委員会において「クラス担任制等」について検討をすすめてきたが,今回
委員会として次のような結論をえたので報告いたします。なお,これの検討にあたっては
委員長をはじめ関係者による検討会を組織し,数回にわたる意見交換が行われた。更に5
回にわたる委員会において議論をかさね,この間各系の意見をも伺いながら検討して得た
結果であることを申し添えます。


                             


  
1.学部1年次のクラス担任について
   
各課程に対応する系の教官と9系教官の2人担任制とする。

   2.学部3年次のクラス担任等について
   
クラス担任は従来どおり各課程に対応する系の教官1人とするが,学生5人程度に
   
教官1人の割合の「教官チューター(仮称)」をおき,きめ細かい指導を行うこと
   を基本とし,この基本的考え方を活かしつつそれぞれの系が独自の対応をすること
   とする。
   
 各系の対応等については,別紙「少人数に対する教官チューターの試みに向けて
   の対応」のとおりである。
  3.学部1・3年次以外のクラス担任について
   
原則として従来どおり各課程又は専攻に対応する系の教官1人


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別紙
少人数に対する教官チューターの試みに向けての対応

   第 1 年 次 第 3 年 次
エネルギー ・2人担任制

・5,6人/教官チューター
・4or9月に,教官,学生,カウンセラーの懇談
 の予定

・必修科目出席率のチェック
・必要に応じ,教官,学生,親との3者面談

  システム ・2人担任制

・5人/履修指導教官
・学外研修時の懇親
・ソフトボール大会等による懇親
・履修指導教官による意識的な学生との接触

電気・電子

情   報

・2人担任制及び5,6
 人/教官チューター
・2年次も同様に対応する 

・5,6人/教官チューター
・5及び9月頃教官チューターがゼミナールを主
 宰。担当の学生と接触。
・9及び1月頃担当教官からの成績報告をもとに,
 教官チューターが学生の相談にのる。

物   質 ・2人担任制

・5,6人/研究室
・3年生の研究室配属の時期を4月に早め,より
 早期に学生が大学になじめるようにする。

建   設 ・2人担任制

・学生数/講師以上教官数
・入学直後と夏休み後に担当学生との懇談の機会
 を持つ。

    ・2人担任制 ・5,6人/副担任
適当な時期に副担任が担当学生との懇談の機会
 を持つ。
エコロジー ・2人担任制
・2年次も3年次に準ずる

・5人/教官チューター
・入学直後に担当学生との懇談の機会を持ち,学
 生の研究室への積極的な接近を促す。研究室に
 机を持ってもらうことも考える。


 以上,新入生に早く大学になじみ,大学というものについて考えてもらう機会を持ってもら
って,
望むらくは,学生にとっても大学及び大学教官にとってもプラスの方向で作用するよう
に,各系からのプランが出揃った。うまく行くか行かないかは,主として教官の熱意にかかっ
ているのは当然である。ただ,これを支える物理的な条件なくしては,やはり画餅に帰そう。
例えば,新入生に早く大学における研究室の雰囲気になじんでもらおうと思っても,余分に一
つの机を置く余裕すらないようでは,実現は難しい。また,一人一人の時間は限られており,
一人で多くのことを実現するのは,やはり難しい。ものごとに優先順位をつけるか,協力して
すべての構成員が有効に動くか,人数が増えるか,いずれにしても,多くの事を実現しようと
するならば,いろいろなレベルでの人的資源が質的にも,量的にも必要であるように思える。


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